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2008.06.20

タイトルなし

見習い魔女、ユーリ・クレイデンの日記(妄想日記)
今日はお師匠様からアフリカから新しく取り寄せた珍しい植物のお世話を言いつけられた。名前を「スマトラキョダイマンドラゴラ」と言うらしい。例の通りヘンテコな植物を衝動買いして、そして三日で飽きてしまったらしい。また面倒くさい事は全部弟子(わたし)に押し付けやがって、あのくそハゲ。…ああ、いやいや何でもありませんお師匠様。
と言うことで十号温室へと向かう。隙あらば蔓でからめとって頭から呑み込もうとする獰猛な食人花どもを軽くかわし…膨らみかけた果実に引っ掛かってる誰かの服の切れ端は見ないことにして…スマトラキョダイマンドラゴラなる植物の前に辿り着いた。彼らはまだ苗だ。しかし、既に性悪そうな様相を呈している。分厚い緑の葉には血痕みたいな斑点が無数に入っていて、気味悪いことこの上無い。茎にはびっしりと棘が生えている。成熟した根茎に媚薬効果があるらしいが…効くんでないかな。効きすぎて昇天しちゃいそうだ。ま、しげしげ眺めてても仕方がない、お師匠様には世話だけでなく成長記録も取るようにと言われている。少しは自分でやれってんだバカ師匠。よっこらせ…棘で手を切らないように慎重に曲がった茎を持ち上げ、定規を当てる。全長六十・八センチ、主節数五、葉の枚数三十二。メモして、後でちゃんとレポートにまとめておく。水をやり、肥料を株の周りに撒いている時に、それは起こった。左手に違和感を感じたので目をやってみると…

「ぎゃーっ!!!」
マンドラゴラが棘を伸ばして血を吸っているう!かなりすわれてしまったらしく、あの後ちょっとふらふらした。反対にマンドラゴラの方は葉っぱを美しく深いルビー色に染めて、健康的な艶を増して、御機嫌そうに身体をくねらせていた。お師匠様曰く、この行為はマンドラゴラが相手を気に入ったときにする儀式みたいなもんなんだそうだ…でもこんな怪物植物に好かれたって…
よし、今日はこんなところ。明日もアイツ(マンドラゴラ)の世話しなくちゃならないのかあ…かったるいなあ…レバーとホウレン草買いに行かなきゃなあ…
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Posted at 20:06 | マダム沌夕 | COM(2) | TB(0) |
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